アンドロジニーは最初はボーカルのレインボーアヤとギターの早乙女サキの二人でした。
レインボーアヤは凄く多才な人で才能あふれる人だった。
その人にも色々教えてもらったな…
元々レインボーアヤが歌って早乙女サキはギターだけの予定だったの。
自分は作曲は得意だったけど作詞が苦手なので、作詞はレインボーアヤに任せる事にして。
レインボーアヤの書く詞はほんとに素晴らしかった。
デザインも出来る人でアンドロジニーのロゴとか色々作ってくれた。
しばらくしてからレインボーアヤが多忙になってきて、あまりバンド活動に時間が割けなくなってきた。
それの前後くらいかな?
別のバンドでベース弾いていた秋葉原紫音が加入したのは。
紫音は女性だったけど現役SM女王様で、感覚で物事を進めるタイプ。
一緒に何かを作り上げるのは難しかったけど、それぞれの個性を纏めれば面白い事は出来そうだった。
なので3人組になってからのアンドロジニーは最初と最後の曲だけ全員で演奏して、それ以外は各個人好きな事をやるっていうスタンスになった。
自分は歌を歌っただけだったけど、アヤは永遠喋る漫談的な事をやったり、紫音は歌ったりSMショーチックな事をやったり。
これはほんと面白かった。
これがあったから私は歌おうって思ったし。
アヤの漫談やお芝居は笑えたし、紫音も自作曲が凄い雰囲気があってメンバーそれぞれのコントラストが明確で、見ていて楽しかった…と我ながら思う。
なんだかんだで結局アヤは脱退、2人組になったアンドロジニーでも同じような感じの事を続けていたけど、こうなってくると自分一人でやってみたいって思うようになった。
それもあってソロへ転向したの。